曲がり角の向こう

カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD) 公共政策大学院の日々

日々是好日

こんにちは。

秋学期がスタートしてから、日々授業に課題にテストに、膨大なリーディングに、グループワークにと一瞬で時間が過ぎていく毎日。そんな中で、社会人経験が大学院生活にどう役立つかについて少し語りたい。

その前にアメリカの公共政策大学院の学生について少しふれておくと、学部卒業でそのまま大学院に来た人もいれば(中国人学生のほとんど)、日本人は省庁で5~6年のキャリアを積んできた人、外国で英語を数年教えてきた人(JETプログラム)、日本でいう青年海外協力隊の経験を中南米やアフリカでしてきた人、民間やコンサルで働いてきた人など、様々なバックグラウンドの人がいる。

かく言う私も、大学卒業後は民間企業の商品企画で3年間半働き、その後NGOに転職して3年半働き、最後の2年間はスリランカで農家の小規模ビジネスの支援をしていた。

それで本題の社会人経験がどう大学院生活に役立つか。

私が最も役立っていると思うのは、タイムマネージメント力。

これは結局、何に優先順位をつけて時間・スケジュール管理するかに他ならない。民間企業時代は多い日で一日に100通のメールを読みながら、日々の仕事をこなしていたので、宿題・課題に追われながらもそれなりにこなしているのは社会人経験の賜物だと思う。それでも、やはりリーディングは時間がかかるし、そもそも読んでも全く頭に入ってこないことも多い。なので、今の自分が、一つの課題を終えるのどれだけの時間がかかるのかが読めないのが課題で、もう少し読めるようになったら、もっとマネージメントがうまくなる気がしている。

あとは、新しい人の中に入っていく力。結構周りの学生は、同じ国の学生と固まっていることが多くて、もったいないなと思うのだけど、折角アメリカにいるのだしと思って私はグループワークも日本人がいないところに混ぜてもらっている。でも付いていくためには準備が必要だけど、ああでもない、こうでもない、なぜそうなるのかをつたない英語で議論することは、きっと私のスキルアップにつながるはずだと思っている。

私は、最初に勤めた会社の上司に、半年間メールと電話を禁止、自分で会いに行って顔を覚えてもらえと言われた。でも途中で面倒くさくなって、メールしていたら、上司に見つかって(笑)、先輩経由でメール禁止令が発令された(笑)。その時は、なぜ顔を見せることがそんなに大事か分からなかったけど、段々と、顔を知ってもらうことで仕事がやりやくなることを知った。これは大学院の生活も同じで、Good Morning やHow are you doning?を言える友達が増えることで、自分の居場所がずっと居心地の良いものになると思うようになった。だから、出来るだけ多くの人と話をしてみたいし、深く話せるようになりたいなと思っている。

そんなこんなで、毎日必死に生きている今日この頃。でも、一緒に苦しもう!Let's suffer together!と言ってくれる仲間がいて、本当に心強い。ありがとう、私の心優しい友達たち。

f:id:magarikadonomukou:20171016134151j:plain

 大学内のスタバにて