曲がり角の向こう

カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD) 公共政策大学院の日々

原点回帰する大切さ

こんにちは。目の前のことを考えると本当に期間内にこれだけこなせるのか、とかグループワークで間際になって変更が入ったりと何かとストレスが溜まる日々です。なので、「何のためにここに来たんだっけ?」と時々思い出すようにしています。今年の夏に母校で会ったゼミの先生に「あなた勉強しに行ってるんだから、大変で当たり前でしょう」と言われたけど、その当たり前をたまにというか、結構忘れてしまいます。

でも自分が勉強していることが、世界の問題解決に役立つはずと改めて思い返すことで、結構見える世界が変わってくる気がします。加えて、イエメンで栄養失調による子どもの死者が85,000人も上ること、ネパールでは妊婦の自殺が深刻な事など、世界のニュースを読むと、いかに自分の悩みが小さく、そして自分がいかに恵まれた環境にいるかを改めて感じます。

アメリカの公共政策大学院で2年間勉強すると、場所にもよりますが1000万円の費用がかかります。これだけの費用をかけて世界レベルの教育を受けれる環境にあることをやはり有難く思わないといけないなと、今日ふとした時に思いました。

私の今学期の最終プロジェクトはフィリピンの経済発展の政策提言と、スリランカのコメ生産と雨量の相関関係を地理情報システムを使って分析することです。スリランカの方は紛争がどれほど生活の質(Quality of life)に影響を与えるかをやりたかったけど、データの都合上変更しました。今回のプロジェクトが将来の私のキャリアやその国の政策に活用されると信じて、何とか2週間乗り切りたいと思います。

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地引網で漁をする地元の漁師たち(スリランカ)